ラガーマンセゴドン(?)

瀬之口秀磨
2025.06.18

先日、鹿児島に行く機会がありまして、空港でその“ゆるさ”に一目惚れし、セゴドン(西郷隆盛)のトートバッグを思わず購入しました。

その後、搭乗してホクホク気分で、私物となったセゴドントートを足元に。

少ししてふと目をやると、思わずギョッとしました。

目の下に黒い線、少し上がった口角、髭で覆われた顔のラガーマンがこちらをじっと見ている……!?

と思ったら、上下逆さに置いたセゴドンを見ていたのでした。

話は変わって、昨今は米の高騰が世間を騒がしています。
もはや「安くてたくさん食べられるもの」とは言えず、消費者としてはヒーヒーものです。


鹿児島の親戚が米農家をしていまして、ここだけの話、大規模に耕作しているところではこの高騰で売り上げが少し増えたそうです。


セゴドンのラガーマン化事件と、米高騰。
一見無関係なふたつの出来事が、ふとつながって感じました。


物事にはいろんな見方があります。
誰かにとっての“困った”が、別の誰かには“追い風”ということもある。


ものごとをひっくり返して見る(物理的にも、考え方的にも)ことで、
新しいアイデアが生まれたり、辛い状況にあっても少し前向きに捉えられる事もあるかもしれません。


何かに煮詰まったときは、案外ほんとに“倒立”してみると、
世界が少し違って見えるかもーーと、空の上で思ったのでした。

瀬之口秀磨/
フロントエンドエンジニア
1994年生まれ。2023年にライノ入社。現在は自社メディアやサービスのWebサイト制作をはじめ、クライアントワークではLP制作なども担当しています。趣味は読書、映画鑑賞、お酒。 最近『太陽を盗んだ男』を観て以来、昭和のハードボイルド映画にハマり中です。