◯◯◯ IN JAPAN

岡田 修平
2025.09.10

アパレルのみならず、あらゆるプロダクトにおいて “MADE IN JAPAN” であることは一つの「信頼の証」だと思い続けていた世代だ。

もちろん“MADE IN USA”の響きにも弱く、とくに男性はデザインなどの見た目だけではなく、「背景」があってこそ、より購買意欲が掻き立てられるのでは。

ただ、ここだけの話、いま世界が注目しているのは「CHECKED IN JAPAN」かもしれない。

ファッションを始め、あらゆる最新に敏感でなければならない仕事なのだが、どうにも最近気になるのはリユースマーケットのことである。中古市場の変動であったり、何か大きいものを買う際にも何年後かに売ることを考えたり、このモノにどれほどの価値があるのかを前提にディグってしまう。

中古といえば、日本車の中古車輸出は4年で3倍に成長している。とくにアジアで日本車の需要は高く、20万キロ超えの車もしっかり値段が付いて売れていくのだそう。そしてちゃんと走る。


スリランカは5年間停止していた中古車の輸入を、今年2月に解禁。同じ右ハンドルである日本車は品質だけでなくブランドとしても人気が高く、中国勢を抑えて販売台数を伸ばしているようだ。


一方、ブランド品のリユースショップも買い取りが伸び続けていて、ここでも国内の需要のみならずインバウンドの購買需要が高いとのこと。

ただ、中古品は状態も然ることながら、コピー品だったりしないかが心配になる。


そんななか、日本のリユース品は、インバウンドからも安心して買える商品として認知されているとか。それを支えるのが、優秀な検品の技術・精度である。なんなら「AI鑑定技術」というのもあるらしい。

コメ兵の代表取締役社長、石原卓児氏はそうした状況をこう表現していた。

「CHECKED IN JAPAN」

かくいう私は、昨年ずっと欲しかったデジタル一眼レフカメラを購入したのだが、ボディ、レンズ両方とも中古品で揃えた。


カメラに詳しい知人に聞くと、どうやらソニーの「α7c」というモデルがベストだいうことで、そこから状態やシャッター数、傷など中古販売市場を毎日チェック。結果、定価からかなりお安くゲットした。デジタル機器の購入はいささか心配だったが問題なく、絶好調に使えている。


さすがは「CHECKED IN JAPAN」クオリティ。

岡田 修平/
営業部
7月より入社した新参者。とはいえ2010年代に在籍していたことがあり、12年ぶりに出戻りました。前職はnonnative をはじめメンズを中心にアパレルブランドのセールスに従事。シーンの状況を見ながらも、これから面白くなりそうな分野で「何か仕掛けられないか」を仲間たちと思案中。
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